吉田ジャスティスカツヲ

スパイダーマン2の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
5.0
監督が思う、アメコミヒーローに一番言いたいことが本作に詰まっている気がします。

偶然に超人になってしまい、その力を私利私欲の為ではなく市井の人々の為に使うことを決めた青年。
それを続けていることで【起こる弊害を描く二作目】

今作の主人公ピーターの辛いところは相談できる人もいなけりゃ、似た境遇の仲間もいないこと。
(´-`).。oO(2017年の今となっては考えられないほど一人ぼっちな環境でした。

サムライミ監督版が他のメディアと違う特徴として【スパイダーマンの能力が全て自身の体内で作り出される力であり、それは体調に左右されるということ】
特に一番大事な糸の力。
だからヒーロー業による精神的なストレスが、そのまま今の自分の全ての生活の妨げになってしまう…

なんか普通の男の子の方が気が楽かも。ヒーローを辞めたい…
そんなウダウダ悩む描写が、世間一般的な今作に対する減点要素なのは私も重々承知しているのです…

だからこそ、迷いを吹っ切った時の彼のアクションは【前作よりもかなり激しくてパワフルᕦ(ò_óˇ)ᕤ】

そんなスパイディを見ている我々観客は、鉄道に乗っているニューヨーク市民や編集長と同じ気分なのです!!!!!
(つД`)よっ‼︎ 待ってましたァァ‼︎
(つД`)スパイディを倒す前に俺たちを乗り越えて行けよ‼︎
(つД`)マスクの下を見たことは誰にも言わない。約束する。

総合的に考えて本人の生活は何も変わっていないけれど、ピーターのラストシーンでは僅かにでも幸せが訪れたことが私にとっても幸せでした。
【もちろん直後に、不穏な空気をハリーが作ってくれたけどな‼︎】

時計台〜鉄道🚃のクダリなんて、何度観ても全く飽きませんから。
https://youtu.be/z00fTwhmYX0
リンクが切れていたらスミマセン。