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ゴジラのlarabeeのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
3.6
【シリーズは一作目から観ないと気がすまないたちです】

誰もが知っているゴジラ、でも本当に一作目を観ている人ってどれくらいいるのだろう。みんな観たこと無いのにゴジラを知ってるつもりになってる。私もだが(笑)。

特撮とドラマ(人間ドラマとゴジラのドラマ)のどちらにおいても、こんな時代からこんなに凄かったんか!と言う部分とやっぱり古いわな、と思う部分が交差して評価が定まらず、結局真ん中やや高めの評価に落ち着く。

しかしゴジラのフォルムや鳴き声、これは今見ても(聞いても)凄い。これが後に続く着ぐるみ特撮の流れを作ったんやもんな。鳴き声は何回聞いても気持ちいい。

志村喬が「ゴジラは一体だとは限らない」と他にもゴジラがいる事を示唆しているところも、続編あるかも感を出している。作ってて手ごたえあったんだろう。「もう一作いけまっせ」「ほな志村喬に匂わせるセリフ言うてもらおか」そんなやりとりがあったかわからないが。

しかもゴジラって得体の知れないものでありながら意志を持ったり持たなかったり悪役だったり正義だったりかわいそうだったり。作品によってもキャラや立ち位置が変わるところなど続くだけのことはある。

こういうの作れる日本人は誇らしいしもう一度日本のクリエイティブを世界に発信していかなければ。
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