おじぇに

愛の渇きのおじぇにのレビュー・感想・評価

愛の渇き(1967年製作の映画)
3.6
ルリ子がひたすら空回るやつ。

夫の死後、中村伸郎演ずる舅の実質的愛人となりつつ庭師の石立に屈折した欲望を募らせる未亡人ルリ子。
石立鉄男が純粋無垢な若者に見えて、心がない青年なのがうわ…絶妙と思いました。
ルリ子が祭りの人混みに便乗して、半裸で御輿を担ぐ石立鉄男の背中に爪立てる所わけわからない。けど三島的に重要なんだろうなと思いながら観てました。

三島由紀夫は自分の読みたい官能小説が世間に無いから自ら、せっせと書いたような所好感もてる。
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