愛の渇きの作品情報・感想・評価

愛の渇き1967年製作の映画)

製作国:

上映時間:99分

ジャンル:

3.6

「愛の渇き」に投稿された感想・評価

卵黄

卵黄の感想・評価

3.6
銘記したいレベルの名言がちりばめられててさすが三島文学
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.7
白黒映画だから、映える赤。
ラストシーンの赤は地獄の炎か希望の朝焼けか、はたまた人の血か。
浅丘ルリ子のアップが多く、その美貌を堪能できる。

若き石立鉄男。お馴染みのヘアスタイルでない石立鉄男が見れて新鮮。演技もヒットしてからのわざとらしいコメディタッチのではないのが見れて、それも新鮮だった。

ストーリーはわからなかった。殺人を犯すだけの必然性のようなものが描ききれてなく不思議だった。まあ、そのまま楽しめばいいのかもしれないが。
神保町シアターにて。

予想をはるかに上回る面白さで驚いた。
原作が最高なのに、負けてなかった。

斬新なカメラワークから音楽から、見事であった。

印象的な場面

三郎の顔面
ザボンを切る、食う
食卓の俯瞰
映像と編集について素晴らしすぎる!だいたい楽しんだ作品、説話の弱点がたまに現れても。最後のディナーのシーンが大好きだった。笑
nnn

nnnの感想・評価

3.0
浅丘ルリ子の美しさと構図の良さが印象に残る。
三島由紀夫原作をスタイリッシュに描いている。特有の生臭さが調和され、無駄を削ぎ落とした感じが良かった。やっぱ撮り方がいかしてる。悦子の陶酔した感じを俯瞰して撮る感じが好きです。
アメリカ盤のBOXより。昼顔ですよね?夜顔が作られたのだから本作もその後が気になったりもするが続き様がないか。第三者の視点(神の視点?)も出過ぎかな?と思ったがクドくはない。
浅丘ルリ子が実に美しい。後年のどぎつい化粧のオバハンになった浅丘を思い出してはならない。浅丘主演ということもあるが、本作はどうにも吉田喜重の『水で書かれた物語』を思い出し、あれに映画として川島雄三の『雁の寺』のイメージが重なる。石立鉄男は言われなきゃ気が付かないかも知らん。

冒頭、蝉の超クローズアップからの浅丘ルリ子が中村伸郎の髭を剃るシーン、都合2度登場する(野外も含めれば3度)屋敷での一家全員が揃った、オルミをもじって言えば「偽りの晩餐」(!)での真俯瞰からの皮肉めいた長回し(1度目は途中からクレーンがズーンと下がってほぼ水平に食卓を捉える)、ベタでいささか気恥ずかしいスローモーションなど見どころ多数。蔵原惟繕ってこういうキッチュなことやる人だったんですか。黛敏郎のスコアは音彩が実に才気走っておりかっちょええ。取り立ててすごい傑作とは思わないが、この時代の日本映画の典型的な佳作。で、わたしはこういうのに弱い。
蝉、髭剃り、鶏の羽ばたき、出血、ルリ子の白い裸体を貪る中村伸郎の冒頭、朽ちた温室での鍬での惨殺など、蔵原と間宮義雄のコラボは完璧な構図とシャープなカッティングで市川崑よりスタイリッシュ。吉田喜重より息がつまる。昔だったらベタ惚れしていたはず。
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