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インクレディブル・ハルクのsroのレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
3.3
ルイ・レテリエ監督作品。
MCU第2作目となる作品。

まあ今のMCUを考えた時に非常に影の薄い作品。
その主な要因としてハルクのキャスティングが現在と違うという点が大きい。

主人公ブルース・バナーの繊細な部分を描くという点では主演エドワード・ノートンの演技が非常にマッチしている。これ以降のコメディ部分を引き続きノートンが演じているところは想像できないが.......

MCU作品の中ではぶっちぎりで映像が暗く、スローペースで退屈に思えるシーンがあることも否定できない。
が、決して悪い作品ではなく強大すぎる力に悩むブルースの葛藤や不安、悲壮感などが十分に描かれておりMCUの中では珍しく全編通してシリアスな雰囲気が漂っており非常に新鮮な気持ちで見ることができる。

フェーズ3までは正直見てなくても問題のない映画だったが、近年のブロンスキーの再登場や来年公開の「キャプテン・アメリカ BNW」でのヒロインとサミュエルの再登場を考えると決して無かったことにされている映画ではない。
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