このレビューはネタバレを含みます
チェイシング・ハルク
2008年、監督ルイレテリエ。
「アベンジャーズ」予習編で見てみようシリーズ予習編。
「マーヴェルヒーロー映画鑑賞編」でございます。
マーヴェル漫画中、実は古くからテレビや映画で出演していたハルク。うちの兄貴が見ていたと言ってた。緑色の大男「超人ハルク」
昔から知ってました。昔のはロン毛でした。緑色、凶暴なキングコングならぬ、グリーンビッグマン、そんなイメージ。
不評と言われたアンリー版ではなく、ジャケットまるで「タクシードライバー」よろしくの主人公が俯く姿。その背後にハルクがいるというジャケット。
キャストは私のお気に入り俳優ばかりなんで、キャスト的には星5つな感じ。期待しつつ鑑賞しました。
なるほどなぁアクション映画になってました。
これが好評の理由なんですね。もう変身ありきで物語は進み、その理由はいきなり冒頭のキャストクレジットで怒涛の変身モンタージュで省いてしまいます。
かなり焦りました。はやいはやいと思わずつっこむ。そこを60分ぐらいかけないで、2.3分で済ますのね、みたいな。
なんであんなデカいとか
なんであんな顔と髪型とかなんで生まれたんとかの
博士の苦悩とか、苦しみとか背景オール無視みたいな(苦笑)それともわかっているからいいかみたいな(アメリカ国民的に、、、)
要な起承転結の起も承も数秒な説明で、あとはエドワードノートンがひたすら可愛いリブタイラーとともに逃げ惑い戦う。
チェイシングハルク映画でありました。
敵には、「よく出演したなぁ」と思った大好きなティムロス。
ティムとノートンはウディアレンの「世界中がアイラブユー」以来二回めの共演だぞー。
そして大佐っぽいウィリアムハート。ケンラッセルの「アルタードステイツ」ではご自身変形人間を演じただけにナイスキャスティング。
ノートンの寂しげ、弱ってそうなブルース博士の逃げぶりも良かったです。
ラストはなんだかプロレス肉弾戦のようでしたが、そしていきなりのサプライズゲストをラストに出してアベンジャーズまで引っ張ってなかなかの続編待ち、思わせラストにびっくりしました。
ハルクへのドラマを排除したせいか、やはりかなり頭の中疑問符が出ながら、アクション映画で満たした結果、
キャストも良い
出来も良さそうにみえて、私はかなりがっかりでしたかね。
だって
なんで怒ると変身で緑であの髪型でおっきなパンツはくん?とか
その変わる意義が、全然伝わらないかです。もう、変身ありきで進むんで、、、。
疑問は解消されません。
ヒーロー物語のセオリー、前半成り立ちドラマプラス後半アクションの構造の正しさが本作見てわかった気がします。
本作じゃー単なる怪物アクション映画で監督も「トランスポーター」とかのルイ監督だったんですね。なんか納得。
キャスト本当に最高だけど、シナリオが不満だらけなインクレディブルハルクでございました。
ハルクさん、攻撃力は一番アベンジャーズ内で高そう。なんか地面ドーンと叩いて波起こしてました。必殺技!出てました。アベンジャーズでもやりそうな気がします。何気に俊敏だし!
さて
廃船ハルクの逃げ惑い航海
学術チェイシングなハルク
ラブリーハルクな逃げ惑い
チェイシング・ハルク
ぜひアクション怪物物としてお楽しみくだされ!
追伸
リブタイラー可愛かったなぁ。リブってエアロスミスのタイラーさんの娘さんだったんすね。びっくり!「アルマゲドン」の遅すぎますが繋がりがわかりました。
余計なひとこと。
しかしハルク、ルイ監督やアンリーとかなんで異国の人が監督するんだろう!CG処理が面倒くさいのかなぁ!
確かにアナログでハルク作れないし。日本のゴジラのように特撮ハルクを私は見てみたかったなぁ。