12月29日は我が愛しき永遠の天使、マリアンヌ・フェイスフル様の71歳のお誕生日です。
おめでとうございます！
イギリス出身の歌手としてキャリアをスタートさせたマリアンヌ様は当時ミック・ジャガーの恋人としても有名で、
ゴダール監督『MADE IN U.S.A.』ではストーンズから提供されたデビュー曲「As Tears Go By」を披露してスクリーンデビューを果たし、
まさに60sポップカルチャー界に舞い降りた美しき妖精！
そのコケテッシュな可愛さと官能的な反逆性を遺憾なく発揮した彼女最大の代表作が『あの胸にもういちど』であり、
20世紀最高の伊達男アラン・ドロンとの共演でその人気は更に不動のものとなります。
真面目で愛情深い小学校教諭レイモンと共に、フランス・アルザスの郊外で新婚生活を送るレベッカ。
しかしある早朝、結婚前から関係を持っている大学教授ダニエル(ドロン様)への思いが急に募り始めます。
「あの胸にもういちど抱かれたい…」
思い立ったが最後、裸のまま黒革のレーシングスーツに身を包み、ダニエルから結婚祝いに贈られたバイクに飛び乗り、彼の住むドイツの町ハイデルベルグへ向けて颯爽と走り去る！
はたして彼女は無事ダニエルの胸に飛び込むことができるのか…！？
彼女のモノローグを中心に現実と夢・回想・妄想・幻想等を織り交ぜ、撮影監督としても名高いジャック・カーディフのトリッキーな映像でサイケデリックなカラーを打ち出します。
また本作は『イージー★ライダー』より１年早いというのも重要。
よく峰不二子のモデルとも言われていますが実際はモンキー・パンチの原作には直接影響を与えておらず、
厳密には「テレビアニメ1stシリーズ版」の不二子の作画ビジュアルに寄与したというのが本当のところ。
それにしてもマリアンヌ様の可愛さはいつ観ても悶絶ものです。
本作で魅せるファッションもどれも可愛くて、カラータイツやら清楚ブラウスやらスキーウェアやら似合いすぎてもう…！
今年はマリアンヌと共に「ストーンズの女」であったキース・リチャーズの元恋人アニタ・パレンバーグが亡くなり、20世紀の追想が甚だ寂しく感じます。
