ブタブタ

V・マドンナ大戦争のブタブタのレビュー・感想・評価

V・マドンナ大戦争(1985年製作の映画)
1.0
未DVD化作品。
当時何かのジュースとタイアップしててCMで主演の宇佐美ゆかりが缶ジュース飲んで「飛~ばせば~プリマドンナ~」と言う自身の歌が流れてた記憶が。
70~80年代のアイドル映画の中で、東映のヤクザ映画やアクション映画のノウハウを持ち込んでアイドルを売り出す為も兼ねた?アイドル映画を撮るってコンセプトによって本作の様な怪作・奇作が生まれた。
これは後の『ビーバップハイスクール』等のヤンキー不良映画に引き継がれていきヒット作となる。(と思う多分)
要は若手の女優・アイドルで現代版の『七人の侍』ですが、設定その他ファンタジーにしても無理があるし暴力シーンが『仁義なき戦い』等の映画で培った演出や描写がフルに無駄に生かされていて陰惨でそこだけがやたらとリアル。
ゆえに非常に嫌な感じに暗い気分になる。
そして最後は何と夢オチと言う、これはカフカなのか?不条理なのか?と思うくらいデタラメでめちゃくちゃな結末。
『スケバン刑事』に決定しながら奥山和由プロデューサーの強い希望によって本作に引き抜かれ人気アイドルになり損ねた?不遇のアイドル宇佐美ゆかり引退作。
因みに当時、コミカライズを「あの」魔夜峰央先生が『Vマドンナ』のタイトルで描いてた。
こちらも七人が集まった所で「戦いはこれからだ!」みたいな終わり方の投げっぱなしラストだった。
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