umihayato

大菩薩峠のumihayatoのレビュー・感想・評価

大菩薩峠(1966年製作の映画)
5.0
狂人だ狂人だと言われてはいるけれど、自分の剣技の在り方だけを追い求め続けて苦悩しもがく姿はとても他人事には思えず、三船の殺陣と言葉でまた自分の剣の意味を模索する姿はとても狂人とはおもえなかった。自分の為にのみ純粋になにかを追い求める姿とはどおあれ他人からすればあのくらいには見えているのではないだろうか。
いや、仲代達矢の目の演技とそれぞれ殺陣のシーンがたまりません
最初の竜之介と文之丞の試合の足のする音も聞こえぬ緊張感はなんとも言えない
登場人物の繋がり方も、終劇の仕方もとても想像力を掻き立てられ楽しめる作品でありました
次は別の大菩薩峠を見てみよう
umihayato

umihayato