クモ怪人

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女のクモ怪人のレビュー・感想・評価

3.8
リスベット・サランデル、天才ハッカー女子の登場だ。ここからミレニアム伝説が始まった…

奇抜な出で立ちをしている。牛のように鼻輪をしている。色気もない。身体もゴツゴツと筋肉質でふくよかさはない。当然、幸せそうにも見えない。当時、新人だったノオミ・ラパスがヒロインに大抜擢される。陰のある幸薄き女子を演じさせると輝く女優、それがノオミ・ラパスだ。

少女失踪事件の謎がジワジワと明らかになる。ゲス黒いサスペンスドラマの世界に夢中になる。この独特の空気感に惹き込まれていく。とてもゲス黒い事実だ。スウェーデンの変態性を忠実に表現する。スウェーデンの首都、ストックホルムはセッ○スの本場だっ、バッキャ…それはそれでいいよね。

陰鬱で凄惨な描写やバイオレンスな性暴力が前面に出ているのに全世界で1億ドル以上を稼ぐヒット作となった。日本の作品ではないのにワビサビや湿度を感じる。この湿気はやはりノオミのおかげだ。頑張れ、ノオミ、ワッチョイ!ワッチョイ!
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