サワラ

道のサワラのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.9
・これはかなり好きな話だ、そもそも大道芸とかサーカスものが好きかもしれない

・間違えるしかない人間の哀れさ

・綱渡男が出てくる場面全部良い、軽薄な笑顔の中に常に寂しさがある、特に小石を巡る会話と別れ際の表情

・ジェルソミーナの魅力もそうだけど、綱渡男とザンパノのどうにもならない関係性が色んな味がする、ちょっかいかけることでしか繋がれない不器用さと投げやりさ、綱渡というモチーフとの親和性

・人の容姿を揶揄する時の例えとして出てくる「アザミ」

・純粋な疑問として、この時期の人々にとって劇中の狩の喜劇や鎖芸はどのくらいの面白さだったんだろうか…
サワラ

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