旅芸人ザンパノ、ザンパノにお手伝いとして買われるジェルソミーナ、二人の道化の場面(鉄砲とアヒル)、この場面が好きです。
自分を無意味な存在と感じているジェルソミーナと綱渡り芸人の会話、ただの小石でも・・の話、その場にいないザンパノに心を向ける・・素晴らしいです。
ザンパノが洗濯物を干している女性からジェルソミーナの話を聞かされる場面、悲哀を誘う・・なんと表現して良いか言葉が見つかりません。
戦争がなければ別の道。ジェルソミーナの姉が亡くならなければ別の道。綱渡り芸人と逃げていれば別の道。サーカス団と共にいれば別の道。でもザンパノの役に立っている、彼をひとりぼっちにできない、これも道でした。