さとし

ザ・タウンのさとしのレビュー・感想・評価

ザ・タウン(2010年製作の映画)
3.8
これは面白いですね。
銀行強盗とか宝石泥棒をしようとかいう人の真意はよくわかりませんが、エンターテインメントとして見るならいいのではないでしょうか?綺麗に撮れていて、撮影監督さんが優秀ですね。思わず映像に見惚れてしまいました。よかったです。

ベン アフラックじゃなかったアフレックは監督としては2作目で前作「ゴーン ベイビー ゴーン」ではモーガン フリーマンに新たな魅力を引き出した形になりました。今作ではジェレミー レナーに新たな魅力を感じます。レナーは何でも出来る俳優ですね。今作では実をもって証明しています。

あと、ベン アフレック演じるダグとレベッカ ホール演じるクレアの出会うはずのなかった二人の恋愛模様もいいですね。ただの泥棒家業映画だったら面白くないですからね。いろんな要素を取り入れた作品です。

アクションシーンはよかったですよ。中盤の強盗シーンからのチェイスシーンはあの「RONIN/ローニン」を彷彿とさせるものでした。角度とか見せ方みたいなものがとてもよかったです。マイケル ベイがローアングルでカーチェイスとかするのが本当に好きなように、この撮影監督もそういったことを取り入れたんでしょうね。面白かったです。

ただし、ブレイク ライブリーのキャラがちょっと無駄に思えました。彼女とジョン ハムのキャラの関係がいらないと思いました。ジョン ハムと「ボッシュ」に出てる俳優さんが警察コンビを演じましたが、むしろハムとレベッカ ホールの関係の方が良かった気がします。
とにかく見どころの多い作品ですね。
ベン アフレック監督はいろんな要素をジャグリングしながらの作業だったでしょうね。監督って神経使う仕事だなと感じました。
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