モリユウキ

大人は判ってくれないのモリユウキのレビュー・感想・評価

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)
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今でいうところの育児放棄に近い環境下、それでも自分を主張するかのごとく悪さをして、だけど子供の力じゃ全然世の中の大きな力にはかなわなくて...と悲しい感じに収斂していく作品だった。
脱走したのち、アントワーヌが歩む人生はそのまま悲惨なのではないだろうか?と思ったが、本作がフランソワ・トリュフォー自身の自伝的作品でもあると知り、彼が救われたような気がした。