あきっこ

クリスマス・キャロルのあきっこのレビュー・感想・評価

クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)
3.3
かの有名な古典作品ゆえに何度も映画化されていて、今作はその中でも結構初期の方に分類されるのかな。短いしシンプルな作品だしめちゃくちゃ見応えがある訳ではないけど、その分キリスト教の訓話的教材として無駄なくギュッとされてる印象。公共の福祉や他者への慈善こそがmy businessという理念を繰り返し説いてくる。スクルージおじさんも偏屈者扱いだけど、過去の自分を見てすぐ涙を流すあたり結構純粋じゃん、とほんわかする。
本筋には関係ないけど、情を失った冷酷なビジネスマンとして描かれているスクルージでさえサービス残業には厳しいの笑った。そうだよな、本来そうだよな……。
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