あきっこ

ジュラシック・ワールド 炎の王国のあきっこのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前作が微妙に感じたからかなりハードルを下げての鑑賞だったけど、意外と面白かった。
恐竜を絶滅危惧種として保護するか否かという論争から物語は始まるが、人類が一枚岩になれるはずもなく。恐竜を残すことがこども達世代へのギフトになると言われても負債になる未来しか見えないし、この映画を見る人はみんなそっちを期待している。

タイトルにも入っている炎の王国要素は前半で終わるけど、溶岩の赤い炎をバックに浮かび上がる恐竜のシルエットは確かにかっこいい。あの手この手で立て続けにドキドキさせるシチュエーションを出してくるのもすごい。埠頭で溶岩の中に取り残されたブラキオサウルス、初代に登場したのと同一個体と知ってさらに悲しくなった。
後半は洋館を舞台に室内アクションが繰り広げられることに。ここからの展開は賛否あるだろうけど、パーク内での衝撃やロマンはやっぱり繰り返すごとに薄れていくものだと思うので、オークションや人間のクローンというちょっと趣向を変えた要素が入ってきて良かったんじゃないだろうか。

ラストはクレアも流石に思いとどまることを学習したかと思いきやメイジー……。パークではなくワールドを謳う意味合いがハッキリ見えてきた展開で、普通に続きが気になる。
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