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わが教え子、ヒトラーのせっのレビュー・感想・評価

わが教え子、ヒトラー(2007年製作の映画)
4.1
ヒトラー、ナチスを人として描く。映画の中でナチスは完全悪で私たちとかけ離れた存在で描かれることが多いけど、ナチスだって人間だった。その認識って意外とできてない。わざわざ最初のひとことを「ハイル、ヒトラー」と言わないといけないけど急に電話かかってきたら言い忘れるっていう描写が1番人間らしい。

終戦間近のもう精神が弱ってきているヒトラーは完全にお飾り。その側近のゲッペルス達が実験を握っているようなもの。これ見てて、なんかトランプもそうだったんだろうなぁとかちょっと思った。

主人公がアドルフという苗字なのが最後あるシーンで効いてくるのと、エンドロールのインタビューが良い。
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