カトキチ

先生を流産させる会のカトキチのレビュー・感想・評価

先生を流産させる会(2011年製作の映画)
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ステレオタイプな部分があり、そこがすごく荒削りで惜しいが、基本的には黒沢清と北野武の初期を彷彿させるようなセンスの塊で好感を持った。ロングショットと長回しをメインに、かっちょいい音楽とむき出しの役者の演技と映画にすべきテーマが合致。ピンポイントで動くカメラも含め、すごく映画的なセンスが爆発しているし、タイトルの出し方が超かっこいい。そこにかかる音楽も合っている。中盤で「ん?」ってなるけど、クライマックスの怖さと迫力はさすがだ。
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