YAZ

憂鬱な楽園のYAZのレビュー・感想・評価

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)
3.8
ホウ・シャオシェンの観る
製作に奥山和由名を連ねる日台
合作映画

一発当てると言い続けてもはや
40のさえないヤクザ者ガオ。
トラブル起こすが捨てきれない
弟分ピィエンがこれはヤバいぞの
事態に陥るがの話

ヤクザ者とホウは水と油の様ですがホウ
はホウで淡々と静かに進み感情豊か。
ガオもこれではヤクザ者としては成功し
ないだろうなの憎めない男で多くのヤク
ザ者の映画とは距離有るのがホウならで
はかも

長回しと移動の繰り返し

ガオが叶うのかな~の夢語ったり、弟分に
説教したり、一儲け出来そうな悪事の相談
したりの室内シーンと電車、車、バイクで
の移動シーン

室内はほぼワンカットでカメラ据えてる
のも有れば流れる様に移動するときも。
長回しが総て良いという訳でもないです
けど本作は据えてもそうでなくても緊張
感持続して長回しのプラス面が出ていた
かな~と

移動シーンは物語としては必要無いけど
その瞬間はロードムービーの様にもなり
感情が動かざるを得ない移動もあるので
物語だけなら不要でも映画としては必要
で移動あってこその作品かと。
よく考えれば移動も長回しですね

移動は最後まで続きその先にガオを待っ
ていたものはのエンド。
ここは解釈自由にしてますけど私は未来
が見えないガオにとってこれ以上相応し
い結末はないかと思いました
YAZ

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