このレビューはネタバレを含みます
うまく言えないけど面白かった。スコットランドの話のようだったけど、この映画はイギリスの階級社会に明るいとより理解できて楽しめたのではないかと思う。
ドラッグから抜け出そうとしては失敗し、成功しかけたらまた挫折する。そして一筋の希望をつなげていくために、仲間を裏切らざるを得なかった。
この若者たちを誰がどうやって責めるのか。自己責任という言葉は空疎に感じるほどの壮絶。薬や暴力に溺れる彼らも、中流階級が見ようともしない影で実はもがき苦しんでいるんじゃないか。これは映画だけど、現実でもきっと。
そんなことを考えさせられる映画だった。