ウィッカーマンの1000のレビュー・感想・評価

警官のおっさんは警官のおっさんで、島のカルトが薄れるほどの盲信ぶりで、郷に入っては郷に従おうよとさえ思ってしまうあたりがにくい。結局、彼の憤慨は「こんなおぞましい人々や文化が地上に存在してはならない」という極めて自文化中心的な根拠しかなく、彼の敗北には一種のエクスタシーすら感じられる。総じて、キリスト教の被虐性欲をターゲットにしたポルノみたいな映画だ。

逃走のシーンだけ、クソダサ70sディープファンクが流れるの、笑ってしまうからやめてほしい。