1000さんの映画レビュー・感想・評価

1000

1000

|||✂︎ 偏見が強い|||
||教訓のない話が好き||
|大学院生|
||哲学・美学専攻||
|||ギターが弾ける|||
||犬過激派||
|おすすめボーダー★4.0|

映画(609)
ドラマ(0)

神々のたそがれ(2013年製作の映画)

3.7

情報過多で胃もたれがすごい。
ただでさえクローズアップな画面の前を、どうでもいいモブや小道具が横切る横切る。被写体ーカメラ間の距離を撹乱され、観客は否応なしにその場へ引きずりこまれる。おそらくは寒々と
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ベロニカ・フォスのあこがれ(1982年製作の映画)

3.7

ポン中の美人女優と関わってしまい、酷い目にあう話。
ヴェロニカが出だしから人格崩壊していて、救いのかけらもない。不可避な破滅へと突き進むのは、ファスビンダーの常套句なのだろうか。

暗すぎても明るすぎ
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シナのルーレット(1976年製作の映画)

3.9

ワケありの連中を集めたシチュエーション・コメディ。娘が外道扱いされているけど、全員そこそこのクズでウケる。

カメラの動きがいちいちキモくて良い。

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

3.8

ドイツのホドロフスキー。
どストライクというわけではないが、力のある作品だった。無慈悲なまでに暴力的。

気が狂いそうな演出は山ほどあるが、食肉工場でのモノローグは文字通り狂っていた。
鍵穴のぞいて爆
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.1

「幸福が楽しいとは限らない」

出だしからなんとも力強いエピグラフ。
中年のおばさんと外国人労働者のメロドラマ。デジャヴだらけのプロットとは対照的に、カウリスマキ風の画面作りはきわめて贅沢。形式による
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マリア・ブラウンの結婚(1979年製作の映画)

4.7

おったまげた。まさに爆弾級の傑作。
時代が時代だと、人は怪物になるしかないのか。マリア・ブラウンの置かれた境遇はどう考えても悲惨なのに、このスラップスティック感はなんだろうか。要所要所で笑ってしまう。
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.3

思いのほか爽やかな作品で、大変良かった。缶ビール持って夜の街をぶらぶらしたい。
三者三様の「正しさ」があって、ぶつかったり傷ついたり、次から次へとイエローカードを連発するが、終わってみればいい試合だっ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

つまるところ、我々は誰かの影相手にしか恋愛できないのではないか。
いろんな感情が(有形のものから無形のものまで)入り乱れ、めちゃくちゃ体力を奪われる2時間。少なくとも知見は広がった。

美学界の秀英ケ
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スリ(掏摸)(1960年製作の映画)

3.5

まぁ話自体はしょーもないんですけど、この頃からビジョンが一貫しているのは見事。

人間、生きてるとどうしても首から上が肝心なように思ってしまいがちだが、実際に世界を回しているのは各々の手なのかもしれな
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ラルジャン(1983年製作の映画)

4.9

2018年度の「100本目」も、無事に傑作と出会えた……。

満を持しての初ブレッソン。こういう撮り方がこの人の作風なのかはまだ定かではないが、手元ばかりのカメラワークが至極好みだった。近頃、病的なま
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狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

3.7

ちょっとシリアス過ぎたな。
男たちの挽歌シリーズで学んだけど、二丁拳銃は左利き用の銃が手に入りづらいため現実的じゃないらしい。へー……。

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

4.9

銃弾、爆発、絶叫に溢れたチャイニーズ『コマンドー』。
すでに十分カロリー過多だった前作をひょいと超えてきた。バカしか出てこない。
いちいちカッコいいし、大げさだし、うるさい。元気もらいました。
友達み
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ラヴソング(1996年製作の映画)

2.0

しょーーーもない昼ドラ。
モラリストなので、浮気はやめろ!以外の感想がない。

ヤクザのオッサンだけはぐう聖人だったので、人を見た目で判断してはならない。

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

2.0

アン・ハサウェイの髪型がどんどんダサくなっていく話。
ゴミカスのようなカントリー音楽を筆頭として、何一つ好きになれない作品だった。R.I.P.

見終わるまで、ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホール
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

5.0

コスプレおじさんの現場周り。
難解かつ妖艶。ものすごく力のある作品に出会ってしまった。

カメラが不可視になった世界で、演じること。虚構と現実を区別していたレンズが不在となったとき、匿名的でのっぺりと
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.7

クッッッッッッッッソ、イカしてた…………。
最初から最後まで、怒涛のハイテンション。妥協を許さない、全力投球の演出。MOMOLANDのピンク髪かよ。コメディのつもりはないんだろうけど、死ぬほど笑った。
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

4.0

食べログ評価★1.0!!オーナーがヤバイ!!

ひたすら不快度指数が高く、無駄に疲れる作品だな〜と思っていたが、ある地点からランナーズハイみたいなの来た。

徹底的にフラットな画面作りが面白い。初めて
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都会のアリス(1973年製作の映画)

3.5

どうもノリの合わないヴェンダース。
画面から強度が感じられず、集中が続かない。めっちゃスマホいじっちゃう。

CANのサントラは良かった。

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)

3.7

タルコフスキー(28)による小品。
フランス映画っぽいシャカシャカ感。

被写体への距離感や、カメラの流れがしっかりタルコフスキーだった。なるほど、人間ここから『ノスタルジア』まで行くのか……。

サイコ(1960年製作の映画)

4.1

分かってはいたけど、傑作。無駄のない脚本に演出。
これまた、中盤での転調が見事。もうシャワー浴びるのが怖くてしょうがない。
俯瞰からのショットがキレッキレだ……これが大御所か……。

関係ないけど、モ
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2046(2004年製作の映画)

3.8

腐れ外道のヤリチンが数人の女性たちと関係する話。女優さんがみんな美人。
迷走でもなんでもなく、これこそウォン・カーウァイじゃないですか?

肥大化する自意識、陶酔と憐憫。「俺が」「私が」が前面に出まく
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白い花びら(1998年製作の映画)

3.8

イッヌがいるならいいじゃん定期。

サイレントだったが、隅々までカウリスマキだった。
サントラがめちゃくちゃ大げさ。ふざけ倒しててgood。

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.5

「忘れること」って案外悪いことじゃないかもなー、って思わせてくれるような作品。忘れちゃえば、また思い出せる。
平成最後の夏、アホみたいにジメジメした日に観れて良かったな。というか、台風きてる。

安直
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.8

ウォン・カーウァイが西洋資本の奴隷と化して以後の作品、という偏見からずーーっと手を付けていなかったが、意外にも良かった。

・せっかちなので、序盤は「こいつらさっさとくっつけよ……」と思っていたが、ラ
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世紀の光(2006年製作の映画)

4.4

前半後半で別の世界線へシフトするのを除けば、かなり見やすいアピチャッポン流”恋愛映画”。
音楽的で、リズミカル。のほほんとしていて、ユーモアを忘れない。正直かなり好きだ。

自由奔放なカメラが素晴らし
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

1.0

映画史に燦然と輝く空前絶後の駄作SF。
学級崩壊したクラスの学芸会レベル。

コメディとして観るなら★2.0。
前衛カルト映画として観るなら★1.5。
『プラン9・フロム・アウター・スペース』として観
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光りの墓(2015年製作の映画)

4.1

昼食後にミクロ経済学の講義を受けながらクロロホルム盛られてもこんなに眠くならないだろ、ってレベルの猟奇的睡魔。数年に一度、池袋新文芸坐で開催される集団熟睡祭り「タルコフスキー・オールナイト」といい勝負>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

小さいころ怪談レストランで読んだ「タイムトラベルの能力に驕っていたら、自分が落下して死ぬとっさの場面で能力がバグり、何度繰り返しても数秒前にしか戻れず、死ぬ直前の瞬間を永遠に繰り返す」って話を思い出し>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

車はさすがに気の毒だし、猫はさすがにかわいそう。

動物ってなにが可愛いって、あいつら一切喋らないのが可愛いんですよね。そんなフェチズムを散りばめた話。え、ぜんぜん違う?
あー、実家の犬と遊びたい。
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.6

賑やかで楽しいキャンパスライフ。
ここぞという場面でのSEがエグい。

あまりにもしょーもないオチが、ある意味いちばん衝撃的。ラスト10分見なかったことにした。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

まんまと笑わされた……悔しい!
ほどよいストレスを与えておいてからの、ど直球な伏線回収。ユーモアのなんたるかをよく分かっている作品じゃ。

エンドロールでさらに1レイヤー、メタが追加される演出がイケて
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めまい(1958年製作の映画)

3.5

いや、その距離感での尾行、バレるっしょ普通。

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