1000さんの映画レビュー・感想・評価

1000

1000

映画(943)
ドラマ(0)
アニメ(0)

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

こじんまりとまとまっているが、シャープで力強い映画だ。大きな起伏があるわけでもないのに、話運びがうまい。
なんで燃えてると映えるのかはよくわからない。

山の焚火(1985年製作の映画)

4.1

神話のような話だった。不条理なのも含めて。
ホラーの瞬間風速がすごい。

アンナの出会い(1978年製作の映画)

3.3

いちいち事情なんて知らんが、そろいもそろって元気のない人たちがなんかグダグダ喋りまくる。
画面は綺麗。

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

1.0

シンプルにつまらん。勝手にやってくれ感が強い。
「すべてが過ぎ去るか、何かが起こるのを待った」、こっちのセリフだわ。

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

2.8

わりと趣向を凝らした設定だが、生かしも殺しもせずだらだらと進む感じが調子合わなかった。数世紀生きてるわりにリスク管理が下手すぎないか???
ところどころ説教くさい感じが例の『デッド・ドント・ダイ』につ
>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

3.6

これが小津だったらスローシネマぜんぶ小津だろとひねくれながら見ていたが、さすがに画面はきれいだった。徹底的に雰囲気映画なので、適当に時間潰すにはちょうどいい作品。

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.2

警官のおっさんは警官のおっさんで、島のカルトが薄れるほどの盲信ぶりで、郷に入っては郷に従おうよとさえ思ってしまうあたりがにくい。結局、彼の憤慨は「こんなおぞましい人々や文化が地上に存在してはならない」>>続きを読む

天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.1

「君らのおかげで 私はついにオセロを演じることができる」

人物がいい。第一部でバチストが初めてパントマイムをする場面も、第二部でフレデリックが客席に飛び出して演じる場面も、キャラクターの濃度で画面が
>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.0

ようある映画。なにひとつ意外なことは起こらない。

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.0

オールバックのデヴィッド・バーンがめっちゃヴァンパイアっぽかったので、実質ヴァンパイア映画

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.0

バーでカラオケ歌うシーン、やっと勇気を出して参加し、まさにこれから盛り上がるところでぶつっと切れるのがこの映画らしかった。たった3日間。始まりを求めるにはあまりにも軽薄で、終わりを求めるにはあまりにも>>続きを読む

宝島(2018年製作の映画)

4.7

夏がキラキラしすぎてて目がくらむ。大好きな映画が増えた。

クソデカプールの一夏を追ったドキュメンタリー。ドキュメンタリーと言われてもにわかには信じがたいほど、一本筋の通った物語だ。キッズは騒ぎまくり
>>続きを読む

7月の物語(2017年製作の映画)

4.3

1話目のダメ男、振られてすぐ石を拾うのが💯だったし、這い上がろうとする背後の水面が美しかった。ダメ男には振られたらすぐ石を拾ってほしいし、這い上がろうとする背後の水は美しくあってほしい。

へらへらと
>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

風景はのどかなのに、痛ましい話だ。これまた旅しない(できない)旅映画。

スーパー店員の青年が言っていた「エサを買えないなら飼う資格はない」が、ラストにかけてじわじわ効いている。おまわりさんだけ聖人す
>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

地味ながらも疑心暗鬼のピリピリとした話だ。悪人がすごく悪人っぽい。

冷酷な諜報員が、今回のケースに限って同情的になった、というのは考えてみれば変な話だが、作中にも出てくるレーニンの引用が本作を紐解く
>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.3

『呪詛』みたいな本気で怖がらせにきてる映画のあとに見ると、まったく馬鹿みてぇな映画だ。壮大すぎるオープニングからして、マーベル映画でも始まるんかと思った。

大サビのビジュアルは良かった。妹ちゃん、始
>>続きを読む

血観音(2017年製作の映画)

4.3

女だらけのゴッドファーザー。なによりすごいのは、この愛憎とドロドロネチネチを2時間におさめたことだろう。

最低限のあらすじ紹介がネタバレになるので悩ましいところだが、主要な役を演じた三人はいずれも素
>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.7

キモい生き物や、髪や歯や、ブツブツ、ぐちょぐちょ、どろどろの全部盛りで、かなりホラーっぽいホラーだった。特別目新しいアイテムがあったわけではないが、呪われてからの怒涛の畳み掛けはテンション高くてよかっ>>続きを読む

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.0

しゃらくさい方のベルイマン。きっと24時間後にはきれいさっぱり忘れる。

道具立てはドライヤーの『奇跡』と似ているが、神聖とヒステリーを絡めるあたりが意地悪く、やはりベルイマンの中心にはメロドラマがあ
>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.9

ニコラス・ケイジとローラ・ダーンがセックスしまくる間に、おばぁが暗躍し、最後に「Love Me Tender」を歌う『オズの魔法使い』。おばぁがきつくてエグい。

キャラはバカバカしくてコミカルだが、
>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.6

『ファニーゲーム』とは違う方向性で、しかしやはり大味のハネケだった。ネチネチと醜悪さを見せつけられるが、やっとサビが来る頃にはやや飽きていたので、90分でまとめてくれ。

狂気の愛(1985年製作の映画)

2.0

クソつまらんグランド・セフト・オート。ただただ支離滅裂で騒々しく、観客と『白痴』をバカにしている。
これに比べたら先日見た『コスモス』は、至ってまともで行儀の良い映画に思えてくる。薄々分かってはいたが
>>続きを読む

ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.0

まるごと一本映画の教科書を読んだかのような、オーセンティックな作品だ。

しっちゃかめっちゃかのてんやわんやな印象を与えるのは、ストーリーによる部分もありながら、ディープフォーカスのロングショットを用
>>続きを読む

ネッド・ライフル(2014年製作の映画)

3.8

最初の面会シーン、訳は『たぶん悪魔が』になっていなかったが、「Devil, probably」にニッコリ。そういえばあの主人公とは髪型が似てる(「黒髪に染めたのね」的なくだりもあった)し、弾丸を一発だ>>続きを読む

コスモス(2015年製作の映画)

4.4

まったく一寸先はズラウスキーということで、次の瞬間画面になにが写っているのかてんで予想のつかない映画だった。
アヴァンギャル度高めな不条理コメディ。人妻の脚がエロすぎて「もうやめてくれ……」って白目む
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.3

いい映画だ。『ファントム・スレッド』に怒り狂ってから早4年、満を持してPTAが帰ってきた。思えば大したストーリーではないが、画面がバッチバチに動くので、しっかり見せつけられあっという間に終わった。
>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

どうせ見終わった後の感想は「犬かわいかった」だろう……と思いつつ見ていたが、もう少し見どころがあった。

無気力なラジオがドローンのようにずっと鳴り続けている。テクノロジーもキツいし、ロハスもしっくり
>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.0

つかみが本当に性格わるいハネケなのだが、全体としては綺麗なドラマだった🐹
トラブルが、それに直面した家族のより一層根深い歪みをあぶり出す構図は、なんだかアジア映画っぽい味わいだった。表面が割れたかと思
>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.7

頑張る系サイコパス。死体にタバコくわえさせてごまかす作戦、無理ありすぎて笑った。

アラン・ドロンがかなり美形なため、主人公の煮えたぎるルサンチマンがぜんぜん見えず、突然の犯行にびっくりした。主題とは
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.3

是枝さんこれ散々やったでしょ、な主題を豪華キャスト集めて縮小再生産する、ある意味奇跡のような作品。ぜんぜん『万引き家族』でいい。
ストーリーがストーリーなだけに、見てられる映画ではあるのだが、あとにな
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.9

ちゃちーワンアイデアものの割に、ふつうに面白かった。いい意味でルーズな展開がクセになる。
ホラーのくせに、「時が解決してくれるんだよなぁ☺️」ってほっこりする時間、なんなん。

マッケンジーかわいいし
>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.3

ぬるりと幼稚園に紛れ込むところ、一瞬「ん?」みたいな時間があるのがかなりよかった。

緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

3.3

ラスト近く、各位が順々に証言するところが突然ラングだった。描いてる絵がルソー風。アイスピックはちゃんと使ったのに、懐中時計は使いみちなかったね。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.3

『ハウス・ジャック・ビルト』に始まり、『ポゼッション』を経て、なぜか『ミリオンダラー・ベイビー』みたいな雰囲気で終わった。なんだかすごいものを見た。ドラゴンカーセックス。

序盤の理不尽な暴力がきつす
>>続きを読む

>|