行方不明の少女を追ってたどり着いた島の住民たちとの愉快な交流を描く群像劇……。
ではありません。
敬虔なクリスチャンの刑事が行方不明の少女の捜索で訪れた島で土着信仰の異様な光景を目の当たりにする。というお話。
「ミッドサマー」の元ネタと言われるだけあって符号する部分が多々あって面白かった。
本作の象徴的なところはやはり主人公が敬虔なクリスチャンであるということ。クリスチャンにとっては島のあるゆる風習や言動をとにかく受け入れられないし、忌避している。お前たちは異教徒だと。1人のクリスチャンと島の土着信仰という対立が反転するラストはさすが。果たして異教徒は誰だったのでしょうか?
これまでの宗教の歴史にもっと詳しかったらより楽しめたかも。
以下は個人的なメモ
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爽やかな始まり
野うさぎ
「紳士たちの大事な部分があらぬ勢いでそそり立つ」
「食事以外にも楽しみはあるわ」
謎ダンス
メイデー祭
メイポールは男根の象徴
「ローワンは存在しません」
「復活より転生の方が子供には想像しやすいのです」
性的融合なしの生殖
彼女は生贄
メイデー祭は豊穣を祈る原始的な儀式
悪趣味なケーキ
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