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息子の部屋のmonoのレビュー・感想・評価

息子の部屋(2001年製作の映画)
3.8

精神科医の夫ジョバンニ、画商を営む妻パレオ、息子のアンドレアと娘のイレーネは絵に描いたような幸せそうな一家だ。

ノミネートされてないけど、ある視点の作品っぽい。

嗚咽するほど泣いてやる!
と思って借りてきたけど、そこまで泣かなかった。
そんな風になりにくい演出というか、ものすごく淡々とした映画。そこがある視点っぽい。
そしてそれは好きな雰囲気ということだけど。

なんて素敵な家族なんだろう。
と憧れの眼差しで観ていた。
学校での息子の様子を心配して、妻の仕事先にまで相談しに夫が行っちゃうなんて、いくら素敵なお父さんでも日本じゃありえない。
すてき。
ちょっと先走りがちなジョバンニに優しい眼差しを送るパレオもすごく好き。というかこの人にとても憧憬の念を抱いた。
こんな素敵な妻、そして母になりたいなぁと思った。
イレーネも、すごくすごくいい子で…


音楽とラストのシーンがとても綺麗。
ラストに懸ける思いは人それぞれだなぁ
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