アラスカ州ノームで実際に起きている行方不明事件。
本作は後にフィクションとばれてしまいましたが、
行方不明者が多数出て現在も発見されていないと
いう事実が背景にあります。
ある女性心理学者にまつわるエピソードを基準に
話しは進みますがミラ・ジョボビッチと実際の
(フィクションですが)心理学者との映像が交互
に出てドキュメンタリー風描写が現場の緊張感を
盛り上げます。「実際の記録映像」では派手に
村民が雄叫びを上げ顔も顎が長くなって白目(笑)
時には空中浮揚しますがいいところで必ずノイズで
画面が消え消化不良感がすごい。
ここだけ見たら「悪魔憑」かと確実に誤解されます。
催眠かけられた人間がなんだかはっきりしない事
しか言わないのでイライラ。普通はもっと確信的な
言葉使うんですが肝心な所をわざと言わない演出が
余計にイライラさせます。
結局土気色の気味悪い顔のドクターが色々と主張
するものの映像で「はっきり何も映っていない」
ことから落とし所もなくだらだらと続き
「え、終わり? ここで?」
となりました。雰囲気はいいんですが決定的に怖い
部分もなくやたら怒鳴る保安官がウザいので評価は
低くなりました。