🇵🇱の巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督を立て続けて4本鑑賞‼️
"運命"を描き続けた監督の真骨頂と言われている快作で、この後に『デカローグ』『トリコロール』3部作へと続いた根源的作品。
『もし、あの時、あの列車に乗っていたら...』
80年代初頭、1人の青年(子供時代から厳しい父親の教育と願望で医者を目指し医学部を卒業したばかり)がワルシャワ行きの列車に乗り込もうとする瞬間を3パターンで描いている。
『列車に飛び乗れた場合』
『駅員に制止された場合』
『列車に乗れなかった場合』
それぞれに青年が辿る運命は...
最初は政治色の濃い学生運動や思想家の話なのか?と思っていたが、どんどん面白くなっていく。
そして、監督独特の男女の絡み。女性のヌードがそのまましっかり映し出されていて刺激的💗
この作品は後の『スライディング・ドア』等の"もしかしたら?運命の分かれ道"ドラマの原型となったそうです。