YasuhitoArai

楢山節考のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

楢山節考(1983年製作の映画)
4.0
今村昌平監督作品。カンヌ国際映画祭パルム・ドール授賞作品。

ある時代のある山中の村の風俗と自然、姥棄ての風習を描いた作品。民間伝承を元にした小説が原作。

演技陣が総じて演技がうまい。特に一家のばあちゃんを演じた坂本スミ子の演技が印象に残り、良きばあちゃんを演じて、感情移入を誘う。

昔の村の風習を描いており、冒頭から田んぼに赤ん坊の死骸が棄てられてたり、他の家の作物を盗んだ一家を、前の代も同じように盗みをして血が汚れてるということで、子どもを含めた一家全員を土の中に生き埋めにしたりとショックシーンが多い。

最後の姥棄てのシーンでは、山を登る時はしゃべってはいけないというルールを守り、一言も喋らず静かに母と息子が抱き合うシーンに泣いた。

あき竹城の濡れ場があります。
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