しゃおりん

タクシードライバーのしゃおりんのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.0
トラヴィスの気持ち悪さ!
トラヴィスだけじゃなくて、全体的にみんな噛み合わない。会話してるはずなのに手で空を掴むような感じで気味が悪い。
その気味悪さっていうのはトラヴィスがデートするときの自分の価値観の押し付けとか、いかにも人のことを考えているようで、いつだって自分の孤独を埋めたい欲望が先走っている独りよがりさから来るものかなあ。でもみんなきっとそうなんだろうなあ、とか思ったり。
最後の最後でトラヴィスがあんな事件を経てでも賞賛されて、自分の孤独感を少し埋めたの、いいのか悪いのか分からないけど私はキモいな、と思いました。おしまい。