ななきち

タクシードライバーのななきちのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.7
これまたレビューに困って放置してた作品

他の方のレビュー読んだりネットの感想読んだりしててようやく掴めてきた...?

トラヴィスがベトナム戦争の帰還兵って最初に言われてたっけ、、、自分の察知力の低さが悲しい。もう1回観るかなあ
から、トラヴィスが不眠症だったり、惚れた女の人への態度があちゃ〜って感じだったり、『キング・オブ・コメディ』のパプキンみたく、妄想がちでちょっとおかしな人なのかなあ、くらいにしか思ってなかった。
中盤のモヒカンになるあたりから展開にあんまついていけなかったし....

当時はいまいち『ジョーカー』が似てると言われる所以がわからなかったんだけど、社会に上手くとけ込めず、孤独な男の狂気の爆発(激しい笑)って点が同じなんですかね。
ジョーカーではラスト、世間からは当然叩かれつつも、ジョーカーを支持する世間の外れ者たちがいる。トラヴィスは若い少女を救ったと世間から賞賛される(トラヴィスの行動が正しかったとは思えない)。
こういう居場所のない感情って怖い。しかも同じように潜んでいる狂気を一気に引き出しかねない。

なんか不気味な作品でした。
ななきち

ななきち