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逃走迷路のhummingbirdのレビュー・感想・評価

逃走迷路(1942年製作の映画)
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軍需工場で働くバリーは、工場に放火し同僚を死なせたと疑われ…。

「三十九夜」のような、巻き込まれサスペンスで、事件→犯人を探すロードムービー→黒幕が分かるクライマックスという構成。少し長く感じた。

アクションはクライマックスに集中しているけど、自由の女神を舞台にしていたり、見どころはたっぷり。

車の中の場面で、音は式典の中継なのに、映像は格闘なのが面白い(昨日見た「断崖」でも似た演出があった)。

個人的に一番好きなのは、バリーの無実を信じて、庶民が手を貸す場面。この作品のヒーローは庶民たち。見世物小屋の芸人が出てくるのにも驚いた。

一方、黒幕は裕福な層で、下っ端の悪人みたいに悪人顔もしていない。捕まったかも分からないので、モヤっとする。それでも意外とヒッチコック作品は熱いと分かったのは収穫。

「アルフレッド・ヒッチコック特集II」
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