あんず

ロシュフォールの恋人たちのあんずのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
4.3
名字が変だから別れたとか、目の色がよく見たら青くないから別れるとか、子どもの学校のお迎えを初対面のよく知らない人に頼んじゃうとか……突っ込みどころ満載ではあるが、音楽(『キャラバンの到着』がこの映画の音楽だったのだと初めて知った)とダンスと衣装が素晴らしくて、大満足。

特にカラフルでモダンな衣装は今着ても可愛いだろうし、私の大好きなラベンダー色とビンクの組み合わせは観ていて幸せな気分になった。双子役がカトリーヌ・ドヌーブとその実姉が演じていると知り、ビックリ。道理で似ているし、息もピッタリ。

途中、恐ろしい事件がサクッと入れ込まれて、その事件の周りの反応がまたビックリでフランスのお国柄なのかしら?ああいうブラックユーモア(?)を入れるのは。

オープニングや群舞のシーンで『ラ・ラ・ランド』を思い出した。『ラ・ラ・ランド』はこの作品の影響を受けているのかな~。
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