今や日本を代表する、稼げる監督となった山崎貴が監督、主演に金城武を迎えた、SFアクション。
これ、山崎監督が好きな映画をリスペクトしまくった映画なんですが、「マトリックス」や「ミッションインポッシブル2」みたいなアクションがバンバン飛び出て、「ああ、これだけ堂々と開き直ってパクれるなんてすげえな」と、パクりも武器になるという事を身体をはって証明したとも言えるし、単に盗用の塊とも言えるでしょう。
個人的には、非常に楽しめたので、劇場で二回観ましたよ。
金城武は、「神様もう少しだけ」とか「ゴールデンボウル」などのドラマで好きだったんで、孤独なロングコート野郎が似合っているこの映画でも恰好いいなと思いました。
宇宙人は出てくるし、岸谷五郎はヤクザだし、ハリウッドのB級アクションから香港ノワールまで、おいしいところだけ縫い合わせたパッチワークみたいな、なんでもありのごった煮感が楽しいし、お話も薄いですがそんなに酷くもないです。
DVDがブックオフで、よく500円で売っていますが、いつも買おうかどうか迷って、買わないまま時が過ぎてゆくんですよね。出ないだろうけれど、ブルーレイ化しないですかね。
劇場にて
