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暗殺のオペラのENDOのレビュー・感想・評価

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)
4.0
宵闇の群青に輝く西瓜の赤い果肉。反ファシストの英雄アトスとその息子(彼の名もまたアトス!)の時間が錯綜して真実へと導かれる。ヴァリの屋敷に入って来る場面、ファシストの頭目とされる男の屋敷へと自転車で向かう場面での奥行演出がすごい!ドリー撮影も多い!それよりも印象に残るのは寝起きに猫パンチして襲って来るオートバイで来たという謎の男、裏切りにキレてアトスに頭突きする小学校教師のアクション!あまりに牧歌的。裏切った理由はまったく明かされず、ヴァリさんの熱視線だけが印象に残るのだった。カエサルやら文学的引用が多数あるようだが、無知蒙昧な私にはお手上げ。快晴に傘はやりすぎ。(たまにマニキュア塗る)召使の女の子をバストショットで正面から切り返すショットはハッとした。
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