TAK44マグナム

ロードハウス/孤独の街のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

ロードハウス/孤独の街(1989年製作の映画)
3.0
惜しまれつつも逝去したパトリック・スウェイジが場末のバーのバウンサーとなって活躍する、なんだかブルース・リーの映画みたいなアクションもの。

リメイクの噂も出ているんですけど、日本ではマイナーな作品ですね。

先日、ニューヨーク市警が実施した警官の再教育セミナー(黒人射殺事件などの影響で行われた)で、この映画の一部が教材として使用されたのが話題になりました。
警官のコメントだと「映画は映画、現実とは違うから馬鹿馬鹿しい」といった感想がほとんどみたいですが、こういった映画や小説などから根本的な正義感や道徳観を養えることもあるかと思うので、一概に「映画だから現実とは違う」と無視するのはどうかと思いますね。
ただ確かに、この映画でパトリック・スウェイジが何を言っても、それが現実世界の悪党に通用するかと言ったら疑問ですが(苦笑)
どうやら、セミナーでは、部下に対する接し方みたいな感じでスウェイジの台詞が使われたとかなんとかって話でした。

で、映画ですけど、無駄にパトリック・スウェイジがアツいのが良いですね。
土地の悪党に嫌がらせをされるんですけど、親友が襲われて、ついに爆発したスウェイジがたったひとりで殴り込みをかけます。病気した時の彼からは想像もつかない筋骨隆々で強そうな姿が、なんだか切ないです。