41歳の春

セーラー服と機関銃の41歳の春のレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
2.5
よくよく名前だけは聞く本作。機会あったので見てみたらマジナニコレ珍百景。

正直全く良いとは思えず。なんかいい役者出てたけどなんつーかケレン味ばかり目立って映画としちゃ外道もいいトコだよなとしか思わんかった。

俺個人的に80年代邦画って総じてクソだと思ってて、あの時代はジブリ作品とかジャパニメーションしかねーだろとしか思ってない人間だけど、本作もその典型例。
なんつーかこの時代の邦画って男のナルシスが全開になってるように思えてもう見てらんない事が多い。典型例は竜二だけど戦メリとかもなんかその感じしたし。なんか70年代邦画と80年代邦画ってそのメンタリティ全然違う様に思うんだけど。
多分北野武はその感じを嫌ってあの超ドライな作風に走った様に思うし、それが正解だったように思うし。
なんか80年代って総じて皆男が甘ったれて生きれた時代のように思う。ホント80年代邦画ってアニメを除けばほとんどクソ。日本アニメの金字塔たるじゃりン子チエも80年代なんだよな。なぜ80年代ってココまでアニメと実写のクオリティが違いすぎんだろう。マジで誰か論文にして欲しい。

薬師丸ひろ子のこの時代の芝居も初めてみたんだけどマー大根もいいトコよな。全然惹かれなかったわ。
渡瀬恒彦は安定してましたけどね。

ほいでwikiによれば本作が配給収入で1982年の邦画NO1だったとの事。本当に80年代日本ってマジ意味分かんない。マジ卍。主題歌もヒットしたとのことでその歌俺が知ってる程メジャーなものだしねぇ。

この80年代邦画のダメさ加減は90年代には綺麗サッパリ消え去って、90年代以降はダウンタウン松本によるお笑い至上主義時代に移る訳だけど、本当に日本はそうなって良かったと思う。
そういう意味では松本人志が90年代以降に我国に及ぼした影響力は半端なかったし、我々はソレをどう後世に伝えていくかが問われてると思うのよ。
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