41歳の春

ジョジョ・ラビットの41歳の春のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.0
なんか結構な高評価を得ているらしき本作。機会あったので見てみた。
結果なるほどね、という印象。

なんつーか自分の中で初期設定一発系というジャンルにカテゴライズする作品というか。主人公の少年のイマジナリーフレンドがヒトラーという設定から新しいよな。今迄無い目線。
そしてオープニングのビートルズによる「I wanna hold your hand」のドイツ語ヴァージョンが流れた時点でもう掴みはOK。一気に持ってかれた。

ただその後が失速。結局反ナチ映画の安牌な展開になったように思え、ソコまで評価すべき作品でもねぇだろうよとも思った。マー蟻の一穴的な作品になるんかも知らんが。

ただ少年とヒトラーとのイマジナルな会話はやはり新しい視点だけあって魅せた。
舞台は敗戦間近のドイツのどっかの都市。たぶんベルリン。もういよいよソ連軍と米軍が乗り込んでくる直前。
この時期でもユーゲントの面々はナチの勝利を信じてたんすね。
しかしナチのした事っつのは本当に笑えんね。そしてヨーロッパ文明というのはホロコースト的要素が彼らの文明の底流に流れているという感じはヒシとするよね。こういう事奴らに言ったらまずブチギレられんだろうけど。

本作は見ていくにつれ表層のコメディタッチと底流のシリアスな部分が結局噛み合わずなんつーかバラバラになってった印象。マー初期設定一発系の作品は大概そうなるけど。

しかし韓国人は日本人をどうしてもナチと同一視したいみたいで、本当に何言ってんだよアイツラって感じですね。いい加減勘弁して頂きたいですよ本当に。
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