ブタブタ

ターミネーター2のブタブタのレビュー・感想・評価

ターミネーター2(1991年製作の映画)
5.0
当時住んでた今はなき浦和(現在はさいたま市に合併)の浦和駅の商店街を抜けた表通りに1階がゲーセン、上が映画館てビルがあって(確か芳林堂書店の前にあった)ある日の夜、前を通りがかったら人だかりが出来てて何だろうと見に行ったら『ターミネーター2』とやらの先行上映をこれからやるらしい。
アクション映画みたいだし何か面白そうと自分も衝動的に列に並んだ。
当時ホラー・スプラッター映画は大好きだったけど『ターミネーター』もジェームズ・キャメロンもシュワルツェネッガーも一切知らずに『2』で『1』は見てないけどまあいいやと何かお祭りに参加するみたいな気分で。
いきなり世界は滅んでるしジョン・コナーって誰?とかサラ・コナーって誰?とか筋肉ムキムキロボット?のこの人は何なの?とかこっちの置いてけぼり感はお構い無しにカーチェイス、アクション、バトルと息付く暇もないハラハラドキドキのシーンの連続でそれが最後まで一気に一切の無駄なく続く。
いきなり途中から始まるのがスターウォーズ初めて見た時の感じにも似てて見てる途中で既に「この映画は一生に何度も体験する事は出来ない特別な映画の一つだ!」と確信した。
キャメロン監督の生涯最高傑作で数多い(笑)『ターミネーター』の中で言うまでもなく頂点でありコレを超える物は、というかこの先CGその他技術がいくら進歩しようとこの映画を超えるSFアクション映画は現れないと思う。
T-1000以上の悪役は現れないし、本作のT-800を超える世界を救うヒーロー、ここまで「無私の存在」はいないと思う。
あんなに最後は泣かせるアクション映画はない。
『ターミネーター』の「真・完結編」である!
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