午前十時の映画祭で完全版を鑑賞。
オリジナル版を含めて全くの初鑑賞でした。
ああ、もうこれは間違いなく名作です。
アクションと人間ドラマが見事に融合して非常に
見応えがありました。
見終わって切なさで胸が締め付けられて余韻が
いつまでも残ります。
レオンの無精ひげに漂う男の色気、マチルダの
少女らしい可憐さがぶつかり合い刺激的で魅力
ある日々が紡がれる。いつまでも続いて欲しいと
願いたくなる。
マチルダはまだ12歳、命の重さを知るにはまだ
若すぎる。弟の仇憎しで人殺しの特訓をするが
そんなこと君には似合わないし悲しすぎる行動だ
よって言いたくなった。
だけど少女と銃、このギャップ萌えとも言える意外な
組み合わせが凄く興味を掻き立てて作品の独自性を
高めていることは間違いない。
彼女が自身の頭に銃を突き付けた場面は目が離せなか
ったし感動さえ覚えた。一番印象に残るシーンだったかも
しれません。
マチルダがレオンに語った愛情表現があまりにストレート
で驚きました。でもそれは嘘偽りのないものだと感じたし
命の恩人は彼女の中で初恋の人へと変化を遂げたのでしょう。
たとえそれが極限状態の中の幻想だとしてもそれが恋という
ものです。
オープニングのニューヨークの空撮からエンディングのスティ
ングの曲までとにかくセンスの良さを感じた。
臨場感を掻き立てるBGMも良かった。人によってはうるさいと
感じるかもしれないけど個人的には好みです。
レオンとマチルダが幸せに過ごす世界を想像せずにはいられない。