困ったちゃん

ピアノ・レッスンの困ったちゃんのレビュー・感想・評価

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)
3.7
レッスンに励むピアニストの物語だと思い込んでいた。とんでもない。ストーリー的に原題のままでいい。

何処に転がっていくんだろう的な物語で飽きずに観ることができた。が、同時に居心地の悪い気持ちも付帯したまま。初めて“視姦”という行為に戦慄。ハーヴェイ・カイテル扮するベインズが提案する気色悪いディールに「スモーク」で感じた好印象が幻滅。口のきけない主人公エイダの見事なタガの外れっぷり。イタいけど描写は美しい。意表をつくラストのロープのくだりはやや不満。じゃない方がそれまでの心の動きや葛藤が鮮明に残り美しい…
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