Adele

コールド マウンテンのAdeleのネタバレレビュー・内容・結末

コールド マウンテン(2003年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

その昔、観たのだが何一つ覚えていないので再鑑賞
お目当てはレニー・ゼルウィガー
今観ると物凄い豪華キャスト
さすが、アカデミー賞を意識して制作されたハリウッド大手作品だけある

過去鑑賞済なのにも関わらず、何一つ覚えていない過去から成長し、大人になった今、他に見方が変わってくるかと期待したが、これまた何一つ感じず、共感もできない不快な作品だった
これが純愛?はぁ?笑わせるな

確かに今作のニコール・キッドマンの美しさは目を見張るものがある
しかし、都会から牧師の父親と山奥に引っ越ししてくる役にしては少し年齢がいきすぎているように感じた
この時もう既にボトックスの影響のせいなのか顔の表情がほとんど動かなく不自然
まぁ、私がキッドマンの不自然で無機質なルックスが苦手だっていうのもあるが

相手役のジュード・ロウもこれまた目を見張る美しさで2人とも文句のつけようがない美男美女
だからこそ、今作では不自然なのだ
時は1846年南北戦争真っ只中
あの時代にこんな美男美女いたんだろうか?
まぁ、映画だから別にいいんだけど2人とも浮きすぎ…どう見てもあの年代の人に見えない

また、キッドマン演じるエイダという女がこれまた全く共感できない女で始終イライラさせられた
父親が亡くなり、生活が苦しくなるとジュード・ロウ演じるインマンに『私のもとへ帰ってきて』と手紙を書く
はぁ?この女バカなのか?
何もできないお嬢さんでも脱走兵になればその行く末はどうなるかわかっているはずだ
それなのに戻ってきて???頭おかしいの?
また、生活が苦しくなると私ってこんなにかわいそうなの、不幸なのモードに勝手に突入して見ていて不快!
同じ南北戦争時代の南部のお嬢様、風と共に去りぬのスカーレット・オハラを見習え!
同じく戦争で生活が苦しくなってもあの根性、逞しさ、強かさ
まぁ、確かに当時の女性は自力はほとんどできず、男性に頼る部分が大きかったとはいえ、今作のエイダは本当に観ていて不快だった

レニー・ゼルウィガー演じるルビーの言う通り、本読んだり手紙書いてなくていいからやることやれ!体動かせ!頭使え!ですよ、本当
また、レニー演じるルビーも一体誰に頼まれてエイダを手伝えと言われたのかその辺も不明
ルビーはエイダを手伝えと言われたというセリフがあるが一体誰から?
その辺のストーリー展開も下手
しかし、このルビーの逞しさがこれまた素晴らしいのだ
ナヨナヨ女王エイダとは正反対で観ていて爽快
決して美人ではないが好感が持てる
しかし、今回のレニーの演技も果たして本当にアカデミー賞助演女優賞に値するかと言われると少し疑問が残るものだったが

1番しらけたのは再会シーン
そんな意図も簡単に再会できるものかなぁ?
ありえないわ…
あのシーンはここ数年観てきた中で1番しらけるシーンだった
しかもその再会シーンが全く感動しないという…
あれだけまわりで脱走兵を探していて、匿えば危ない目に遭うってわかってるのに一緒に住もうとする
本当にバカしか登場しないのか?この作品は?

おまけに1番ブチ切れそうになったのはラスト、エイダのナレーション
『最近はあなたのことは頭から離れるようになりました』…はぁ????
何?この女!無理!絶対無理!f※※k off!!!
そもそもお前が『私のもとへ帰ってきて』なんてバカなこと書くからインマンは戻ってきたのにそんな相手に対していうセリフか、それ?
確かにいくら愛した相手でも亡くなってしまえば思い出や愛情が薄くなるのは仕方がないことだし、子供や農場の世話もある
このエイダという女、本当に身勝手で最初から最後まで本当にイライラさせられた
また、制作陣も何もわざわざあのナレーションをセリフとして入れなくてよかったのではと思う
その方が皆さんのいう、純愛っぽいのでは?

と、まぁここまでかなり悪口オンパレードになり大変申し訳ないが、今作はここ数年観てきた作品の中でもワーストと言ってもいいくらい私には全く合わなかった
よく考えると、今作の監督と脚本のアンソニー・ミンゲラの作品ってどれも合わないんだな
自身、純愛や悲哀ものは結構好きですが、この監督さんのは少しやりすぎ感を感じます

他の方のレビューを拝見するとほとんどの方が概ね好評でこんな酷評しているの私くらいですが、本当に皆さん今作好きなんですか?
感動したんですか?
私のようにエイダという女にイライラして不快感を感じた人はいなかったんですか?

普段からレビューは割と辛口だし、いくら周りや世間から好評でも自分の感想をハッキリと物申す方ですが、ここまで酷く書く作品は珍しいです
本当に時間を無駄にしました
しかも、めちゃ長くて2時間半くらい
時間返せ!と大声で言いたくなるくらい私には合わず、もう二度とこの監督の作品を見ることはないでしょう
Adele

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