作品的には面白いし見せ場もあるのだが、嫌悪感を抱かざるを得ないシーンが多々あった
女性の首をネクタイで絞殺する殺人事件が多発するのだが犯人の目つきと人相がすでに気持ち悪い
そしてイギリス人の口癖『lovely 』連発シーンが気持ち悪くて気持ち悪くて吐き気がした
そのlovelyのシーンそのものもやり過ぎでは？とも思った
いわゆる強姦シーンだが何もあそこまで…と思ってしまった
絞殺後の女性陣の顔のアップが生々してくて脳裏にまだ焼き付いている…
ヒッチコックは晩年というか亡くなってからセクハラということでも有名になったがまるで女性への恨みでもあるのか？と思うくらい、個人的には生々しくて不快なシーンだった
しかし、作品的には非常によくできている作品だと思う
ラストやオチは言われなくてもわかるのだが、そこに辿り着くまでの過程がうまい
オープニングのロンドンを充分に見せつけるカメラワークも良いし、何よりもリチャードの恋人バーバラが犯人の部屋に入ってからのシーン
無音で後退りしていき、そしていつものロンドンの街並みの喧騒に戻っていくシーンは一見の価値あり！
ラストに辿り着くまでは多少胸糞だがそんな中でも楽しみ？面白さ？はある
警部？だったけ？その人の奥さんの凝っているが激マズ料理シーンがめちゃ面白い！
旦那さんの警部？は優しさある人でまずい嫌い言わずに奥さんを傷つけないように何とか食べたフリをする
その奥さん、料理は下手だが推理や犯人当てに関しては本業の警部よりズバリ正解だから大したもんだ
この夫婦の料理シーンがなければあまり好みの作品ではなかったかもしれない
ラストもまた良き
せっかく◯◯の機会を得たのにやっぱりお前だったのか！と終わる方思いきや…さすがのラストです
犯人の犯行シーンは気持ち悪くて吐き気がしますがそれ以外だとわりと良いかもしれません
女性の方は乱暴なシーンやそれに付随する気持ち悪いシーンもありますので、気になる方は注意してご覧ください
