木村拓哉が主演、三池崇史が監督を務める時代劇「無限の住人」が、第70回カンヌ国際映画祭に出品することが決まったそうです。
木村拓哉のカンヌ映画際参加はウォン・カーウァイ監督の「2046」以来ですが、前回は、チョイ役に近かったので主演としては今回が始めてです。
そんなこともあり、山田洋次×木村拓哉の初時代劇作品が、再注目されそうなのが本作。「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らなければならない名誉の意味で、映画では家族の大切さを描いています。
リアルにこだわった山田洋次監督の演出に、木村拓哉はアイドルとは思えないくらい素晴らしい演技。
やはり、TVドラマで数々のラブストーリーを演じて来た彼だからこそ、木村拓哉主演に大きな意味があり、何故なら、この映画は夫婦愛を描いた映画だからです。
もっと言えば、木村拓哉でなければ、この映画は成り立たたなかったと思いますし、妻役で銀幕デビューを果たした宝塚スターの檀れいさんが美しいだけでなく演技も控えめで素晴らしかったですね。
最終的には、日本アカデミー賞で12部門にノミネートされ、木村拓哉が主演男優賞にノミネートされるが、ジャニーズの意向で辞退したことも話題になった作品です。