これは重たい映画だね。
重厚感・ストーリーの緻密な交錯がまさにノーランって感じだった。
面白いようにジョーカーの思う通りになるのは、彼が正しいから?
と、自分の価値観が崩された時点で彼の勝ちだね笑。ジョーカーの目的があそこに集約されてると考えると、脚本さんすごすぎ怖すぎ。
しつこいほどニ択ニ択、コインの裏表。どっちかしかないんだよバットマン!と。
ただの象徴として生んだバットマン、その仮面を剥ぐか背負うのか。それもどっちかしかないんだよバットマン!と。
周りからしたら、まだバットマンが善と悪はっきりしてないもんね。
なんか前作で中途半端だと思っていたことが、ジョーカーによって突きつけられていく感じ。
客観的にジョーカーってキャラクターがほんとにうまくできてると、つくづく思ってしまった。
これが抜けて評価が高いけど、三部作の真ん中・繋ぎとして(今のとこ)ちゃんとしてるのがビックリ。てっきり独り歩きしてるのかと、お見それしました。
音や撮り方は相変わらずズバ抜けすぎだし、そりゃ人気出る。
これは評価の通り面白い!!
ラストが楽しみすぎる。
p.s.あの子へのコインが示す運命とか、"2フェイスを起こす感じ"とか、いちいち細かいとこがスパイシー。
「コイントス/運命は平等」って、どっかの"最恐のおかっぱさん"を思い出した。