MARUKOさんの映画レビュー・感想・評価

MARUKO

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

"ほぼゼロ"の世界線。


彼は原爆を生み出したことを後悔するのか。
原爆の役割と必要性。

原爆投下の瞬間を見ていないからこそ、彼の頭脳がもたらすイメージが最悪を助長する。

原爆が破壊したのは、広
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.0

いかにも舞台な雰囲気。
いかにも舞台な楽曲。
いかにも舞台な演出。
これぞミュージカル!って感じで、すごくクラシカルな気分になった。
ロケーション/セットのデカさゆえ、すっごい声張らせてるのが時代だな
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

"醜くて"優しいGo

物音大きくなっちゃうんだ。
たぶんあるあるとして(一部ないないもあるかもだけど笑)コメディチックに描かれている部分もあって、なるほどそうなるのかって思う面もあった。でもよく考え
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アポロ13(1995年製作の映画)

4.2

手作り装置?手計算?目で見た感じでその角度狙いに行くの?本当にそんなことできたの?って。
アポロ11号の疑惑が余計に疑惑になりかけてる自分がいる笑
実は宇宙科学ってそんなに精密じゃなくてもいいんじゃな
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.5

翔け。

骨抜きにされた。
何においても、全力って美しいね。全力は周りをも変えていく。
全力のためには、その事に一点集中しないといけない。だから全力の裏には、必ず支えがある。

人生において、胸張って
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

5.0

"結局"

いや!作中も20年後の設定なのヤバい熱い。これ20年越しを実現した人羨ましい〜。
それにしても、も〜ベグビー嫌い!って思ったらおや?………、って思ったらやっぱり嫌い〜!!笑
でも相変わらず
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

これ好き。(確実に好みは分かれる笑)

マジでベグビーだけは嫌い、ホントに笑。
やっぱり役者さんってすごいんだなって思った。演技でこんなに腹立つもん笑。
でも映画を潰してない、というか映画の魅力の一部
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

4.8

自分の死のテーマを、自分が生きてるうちに、自分で作品として映すって、それだけで"生き様"っていう熱量がすごい。
そして"チンケなもの"として描いてるのが潔い。
華やかに舞い続けるけど、誰だって幕が降り
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そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

土曜ワイド劇場かなってくらい、このTHEミステリーな雰囲気。たまらんね。

嗜虐的な裁きの一環で「あんたを殺してやるぅ!!」って死刑にしてるなら、他の人同様招待される意義はあるんだけど、全然関係ない意
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シカゴ(2002年製作の映画)

5.0

超・完・成・度っっ!!
って感じ笑
これは単なるミュージカル映画ではなく、
"ミュージカル×映画"

両立させて融合させて、それらをこのクオリティで。
生のミュージカルの臨場感は何物にも替え難いけど、
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レインマン(1988年製作の映画)

4.6

これまで観た映画の中で、最も美しく繊細に"経過"を映し出す映画。

やっぱり兄弟。
血のつながりって、ほんとに不思議なほどに引力を生むことってあるよね。

途中まではなんだか"兄弟義務"って感じ。運命
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ベイマックスといえばAIの「ストーリー」って思うほど、当時の宣伝の印象がすごく残ってる。
この歌から着想したのかなってくらい、痺れるほど作品の"ストーリー"にピッタリ。ほんとにいい曲。

メッセージを
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.3

O'captain, my captain
奴隷解放のキャプテン。

奴隷と化した子供たち。
親、環境、思想…さまざまな形の心の奴隷。
縛り上げられた奴隷と、無関心に支配された奴隷。一見対称的な二人も
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

なにコレ。
何この、たぶん一生掴みどころのない映画笑。

「おほほっ?今何した?笑」って置いてかれそうになるような不意をついてくる演出。目新しさが純粋に面白くて、繰り返し見ちゃった。
あの"字幕"の斬
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ヒート(1995年製作の映画)

4.8

ストーリーも映像も、クオリティ高すぎて作品賞ですか?これ笑
調べたらドラマ原作(訂正:テレビ映画でした)なのか。
リメイクだからなのか、これが賞レース見向きもされてないのは不思議。素人目に見ても、せめ
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.4

焦らすね〜
ずいぶん焦らされました笑
そして焦らされた先のこの超絶妙なエンディング^ ^
ダメ男系は、相性が良くないとただイライラして終わることがあるけど、この人はなんか憎めなかったね。その辺も絶妙だ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.2

あれ?このおじさん、恋してる?ちょっと可愛らしい……?
そんなこと思ってしまったんだけど、殺されるかな笑

怖すぎる。
深層心理をかき乱される恐怖。
ただあの演出は、ジャンル:部分的にホラーって書いと
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.8

こんなに腹の立つ映画だと思わなかった。

もちろんぷんぷんしながら見たわけじゃないけど、思っていた綺麗な作品じゃなかった。
自分の思ういわゆるティムバートンとは、ちょっと違った味わいで面白かった。
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

と、そんな歴史がありました。

ヤバすぎて迷走。開始1分で置いてかれました笑。
でも食らいつきました。
発想がほんとに天才。
アダムとイヴのそのまた昔の話ですか?っていうぶっ飛び具合笑。
ただそれでい
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.9

この映画可愛よ^ ^
ストーリーのきっかけって、ほんとに無限にあるんだなって思った。あ、そうもってくのね笑って。
肩の力を抜いて見れる、すごくいいバディムービー。

なんで彼女がこうなっちゃったんだろ
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.8

言葉を失う説得力。

隠そうとすると、胸に手を当てる。
過去の自分は言う、死んでも忘れるなと胸に誓えと。
今の自分は言う、死んでも消せないと胸に刻めと。

これはノックアウトだ…。すごい。

正しさっ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

5.0

彼女が織りなすファンタジー。

無限すぎる。発想から構築まで天才すぎるストーリー。
モチーフや象徴してるものはハッキリとありそうだから、観客に投げてる部分は無く、しっかりと正解はあると思う(たぶん)。
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.4

作品の見えないところからフツフツと怒りを感じる。
ただ本作の件は、ほんとに難しい問題になってしまってるなと感じる。そういう面をこの作品はしっかり見せてくれるから、一方的じゃなく感じることができる。素晴
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

__あ、コーヒーでいい?
うん、ありがと__

飲みたいか分からないけど、とりあえず飲む。
吸いたいか分からないけど、なんとなく吸う。
誰が始めたのだろうか、このルーティン。
どっちも毒なのに、合わせ
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.8

こんな世の中、クソくらえ!
うっぷん晴らすぞ!最高の"バカンス"!!

二人のことめちゃめちゃ好きだ!
思えばこの感覚は久々かもしれない。純粋にキャラクターを愛せる感覚。
物語の本質がシンプルだから分
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

自分の中でおそらく唯一、
何度"見てもいいな"と思える戦争映画だし、
何度見ても"いいなと思える"戦争映画。

語弊のある表現になってしまったけど、"何度でも見たくなる戦争映画"ということ。
戦争映画
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キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ギスギスきりきり…

しっかり描かれてはないけど、それだけ普通に家族を築きあげてきたここまでの十数年に、二人の意志の強さと周囲の人々の相当の理解と協力を感じる。子供たちもいい子だしね。

でもこの映画
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海街diary(2015年製作の映画)

4.6

南向きの一番景色のいい部屋。だけど窓の外を見てなかった__
ちょっとしたセリフと仕草や行動、時のうつろいと人間と。
やっぱり是枝監督の作品大好き。もう繊細すぎる表現。髪の毛一本までこだわっていそうなほ
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

5.0

恋、渦巻く。

これはキタ!鑑賞後しばらく気分が高揚するような久々のどツボ!
ミュージカル映画好きにはたまらない作品。
いや〜良かった。全部良かった!
ストーリー、ミュージカル、音楽、色彩、演出…
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

こういう"乾いた映画"大好き。
でもこの作品、"大っ嫌い"
だいぶ心をえぐられて、かなり放心状態…
等身大すぎる…

正直だけど、素直じゃない。
素直に生きたいけど、正直になれない。
正直と素直って、
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.0

なんじゃこりゃ!
好き!!

ギリギリだ〜。理解できるギリギリのライン攻めてる。
グループ単位にまとめたら、プロットの軸5、6本あったかな?
こんなに多いの他にある?笑。単純計算で一本当たり12〜20
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.4

だいぶ変態性は高いけど、帰着点が大人。

一見浮気で歪んで見えるけどまっすぐ。純愛。
もともと望んでなかっただろうしね。
余計なことを一切語らずに、一つの感情を表現し切る。

こんなにロケーションがた
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

4.0

え、怖っ。
怖いよね?これ笑

イマジネーション。
崩れていく。

なるほど…
なるほど!
感嘆のなるほど。
やられた。これはくすぐられる。
このモノづくりの精神も大好き。まさしく「作品」
この感じっ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.5

こりゃジャッキーの罪状は"窃盗罪♡"だな笑。

この面白さよ、タランティーノ。
ジグソーパズルみたいな緻密さ。
なんと"見せない"という!タランティーノにしては落ち着いていて(感覚笑)、オシャレベルが
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.7

果たして、彼も堕ちたのか。

実話ベースなのかと鑑賞後確認してしまうほど、ストーリーのクオリティが高くて生々しい。
合わせ技でヴィルヌーヴ産の重厚感。
息が詰まるほど喉につっかえる激重作品だけど、不思
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.8

みんなに普遍のネバーランド。

時は進んでいく。時代は進化していく。環境は変わっていく。
でもいつの時代も変わらないものはある。
その普遍に共通するもの"愛"
この作品には、野球愛と家族愛。
愛の形や
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