トリガーは心で弾くものだ。
北条司原作のアクションコメディアニメ「シティーハンター」の劇場版。
新宿を根城にするプロのスイーパー(始末人)コンビである冴羽獠と槇村香。
今回、彼らの元に現れた依頼人は、マフィアの放った殺し屋から追われているというブロンドの美女。
100万ドルともっこり一発の報酬で依頼を受けた2人であったが、美女には裏の顔があった。
劇場版と言えど全く変わることのない、いつものシティーハンター。
獠がもっこりし、それを香が100tハンマーで制止する一連のお約束コントの合間にアクションが挿入され、いつの間にか事件は解決しているスタイル(苦笑)
今作では、海坊主は戦闘には参加しませんが、かなり無理やりに登場しては結局、店を半壊されます(苦笑)
敵となるダグラスはラジコン爆弾を主戦力にする殺し屋。
隠れ家で密かにプラモを作り、日本のプラモは良いと満足したりする珍キャラだったりします。
声を担当しているのは「マジンガーZ」の兜甲児役や、ジャッキー・チェンの吹き替えで有名な石丸博也ですが、最初はクールな感じだったのが後半ギャグメーカーぽくなるとジャッキーぽい演技になるのが要注目です。
それにしても、獠のスイーパーとしての能力はゴルゴ13並みですな。超人的です。
監督は最新作でも総監督を務めた、こだま兼嗣。
キャラクターデザインは監督の奥方でもある神村幸子。
神村デザインを全編にわたって、かなり高度に再現している程、人物に限っては作画レベルが非常に安定しています。
同時上映だった「ベイシティウォーズ」より時系列的には後のお話みたいですね。