鶏肉

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドの鶏肉のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

石油の掘削で一山当てようとするダニエルの半生。
ダニエルは取り憑かれたように利益を追求してゆくが息子(HW)のことだけは不器用ながら大切にしていた。弟と名乗る他人をあっさり信じてしまったり自分宛に書かれた日記を読んで泣いてしまったり家族への渇望はあり、ビジネスも息子を共同経営者にしていた。それなのにあまりに疑い深いのか貪欲なのかHWの独立も応援してやれず激昂し言わなくて良い真実をぶちまけてしまい、取り乱したままイーライにも復讐を果たしてしまう。悲しすぎる。
ダニエルもすごいけどイーライのヤバさというか胡散臭さもすごい。リトル・ミス・サンシャインに出てた長男役の子だった。
ハッピーエンドでスッキリするわけでは全くないけど感情を揺さぶる作品。

”宗教は石油と同じ、莫大な金を稼ぎ出すゴールドラッシュであり、伝道師たちは山師にすぎない。ただ、神の名を騙り、正義の仮面を被っているぶん罪が重い。だから、ダニエルはどうしてもイーライが許せず、怒りの鉄槌を下すのだ。”
鶏肉

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