ジニョク

サムライのジニョクのレビュー・感想・評価

サムライ(1967年製作の映画)
4.0
恥ずかしながら、アラン・ドロンの作品を初めて観ました☆
容姿端麗とはこうゆう人の事を言うんだなぁ〜〜〜!
こんな紳士は一体どんな女性とお付き合いするのかしら?と思っていたら、この作品は元妻のナタリー・ドロンのデビュー作でもあったそう!
いろいろとスキャンダラスな夫妻だったそうですね〜 笑

ジェフ・コステロという一匹オオカミの殺し屋をアランさんが演じます。
とても印象的だったのがコステロのセリフの少なさ!
冒頭7〜8分はこの人喋りません。
何も喋らずとも彼の動きだけで、どうゆう人物なのかがなんとなく感じとれる。
それからあの目!
ニコリともしない表情の中で目だけが物を語り問いかけ、考え、独立して生きているかのようでした。

トレンチコートの襟を立てて、ソフト帽を被る姿。
毎回何かのおまじないのように帽子の縁を指ですーっとなぞる。
銃を撃つ時は白い手袋を儀式のようにはめる。
自分の死を予感しても請け負った仕事にはきっちりと向き合う。
タイトルの「サムライ」はそおいうところからもきているんだろね。

それにしても!
とても美しい映像でした!
青みがかったモノクロに近いあの色合いだけでも観る価値あり☆
もちろんストーリーも面白いです♪
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