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ベルリン・天使の詩のnanamiのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.6
温度や匂い。色。重さ。質感。
天使には感じられないそれらのおかげで、喜びや寂しさを得て、生きることを謳歌することができる。
感じたものを感情に昇華できるのは人間だけで、それはとても素晴らしいことである。

生きるのがしんどくなった時や、寂しいときに見返したい。
きっと寄り添ってくれる誰かがいると信じたい。

終始詩的で素敵な台詞で溢れていたけど、
"孤独に何が起ころうと真摯であれ"というカシエルの言葉が好きだったな。
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