たつなみ

死霊のはらわたのたつなみのレビュー・感想・評価

死霊のはらわた(1981年製作の映画)
5.0
我らが”英雄“アッシュ誕生の物語。
未だに何度も観たくなる。

真面目に作ったドタバタホラーコメディとして観ると随所に笑えるシーンがある。
特にサム・ライミはいわゆる”天丼ネタ“が大好きだというコトがよ〜く分かる。
何度も何度も棚にぶつけられて頭に食器が落ちてくるとか、寝てる(死んでる)フリをしてるのに気づくとか気づかないとか…
『もうええわ!!』と思わずツッコミを入れたくなる。
急に出てきてビックリさせようとする演出ももはや今となっては愛らしさすら感じる。

超低予算の作品であることはあまりにも有名な話だが、お手製のステディカム(?)による地を這う様なカメラワークや、特殊メイクによる死霊の恐ろしさは今観てもスゴい。

『半端なものは作りたくない!』という、ライミ、タパート、キャンベルの心意気すら見えてくる。
『このシーンの撮影大変だったろうなぁ…』とか、
『コレ撮ってる時楽しかったんだろうなぁ…』
と思いながら観るとまた違った楽しさを感じられる。

本作を観ると一気に『2』と『3』だけでなくTVシリーズの『リターンズ』まで観てしまいたくなる。
絶対にオールタイムベストに入れたい作品。