たつなみ

ジョン・ウィック:パラベラムのたつなみのレビュー・感想・評価

4.0
映画館で観ると決めていたのに何だかんだ理由をつけてスルーしてた作品。
Mr.ウィック、申し訳ございません…。

Chapter2を観たのが随分前だったので、今回改めて2から通しで鑑賞。

「殺し屋はつらいよ」とばかりにどんどん窮地に追い詰められてゆくウィックさん。
どこから命を狙われるか分からない中、次々とアテを探して訪ね歩く所が面白い。
そして彼に手を貸した人間は軒並み不幸になって行く。
この主席連合を頂点とする裏社会の「秩序」がこのシリーズの魅力の一つ。
アクションも一つ一つ本当に緻密に考えられていて「すげー」と頭空っぽにして楽しめる。

でも何だろう…。
家でこうして観てるとこんなに楽しいのに、劇場公開となると映画館に行くのをちょっと躊躇してしまう。

続きものでもあるし、ひたすらバイオレンスとカーチェイスの連続だからなのか、やっぱり地味な所は否めない。
キアヌも本当に命懸けでアクションに挑んでるのでこんな事を言うのは憚られるんだけど、正直同じ事の繰り返しでちょっと飽きを感じてる自分がいるのも事実。
(リアルな格闘はこんな感じなんだろうと思いつつの勝手な言い分です)

ついでに言ってしまうが、ウィックがあれだけ車に跳ねられても高い所から落とされても骨折しないのはなぜ?と思う。
ラストでウィンストンに裏切られてビルの屋上から落ちてるのに…。
ひょっとして彼は改造人間で、強化骨格が入ってることが今後明らかになるのかな⁉︎

…などとついネガティブになってしまったが、マトリックスコンビが復讐に燃えるラストで次作に大いに期待してしまった。
これから強大な主席連合にどうやって挑むのか?
シャロンとの共闘は胸熱だったのにもう見られないのかな…?

という事で次こそは映画館で観る!……と思う!